2022/02/11
マンションデベロッパーとは?不動産会社・ゼネコンとの違い
マンション投資の際に「マンションデベロッパー」という聞き慣れない言葉が出てきて、どんな業務を行っているのか気になっていませんか?
一般的に「マンションデベロッパー」とはマンションの売り主といった認識ですが、不動産会社、ゼネコンとの違いは何でしょうか。
この記事では、「マンションデベロッパー」の意味と役割を解説します。
マンションデベロッパーとは?
そもそも「デベロッパー(Developer)」とは「開発」の意味がある「development」に関連する言葉です。
「デベロッパー」とは分かりやすく言えば、マンション開発・土地や街の開発事業を業務としている不動産会社を指します。
主な事業は多岐にわたり、マンション開発、戸建て街の形成、街区の大規模再開発、高層マンション開発、リゾート開発、大型商業ビルの開発など、投資額が大きく大規模であることが特徴です。
また、デベロッパーが取り扱う範囲はマンションやビルの建設だけではなく、地域開発事業を目的に戸建ての住宅や街づくり全体を担っているのが特徴です。
企業によって、事業内容は異なりますが、都市開発やタワーマンションの建築計画といった比較的規模の大きい開発事業に携わっています。
日本を代表するデベロッパー
デベロッパーは大きく分けて「総合デベロッパー」と「マンションデベロッパー」の2種類あります。国内で知名度の高いデベロッパーは以下の企業が挙げられます。
▽総合デベロッパー
・財閥系
三井不動産(三井不動産レジデンシャル)、住友不動産、三菱地所
三井住友・三菱など、旧財閥系統のデベロッパーは老舗で知名度が高く、事業規模が大きな都市開発や再開発を行っています。
・金融系
野村不動産、ヒューリックなど
金融系は証券会社や銀行、信販会社などがあり、他の業界からもデベロッパー事業に携わっています。野村不動産は親会社が金融系、子会社はデベロッパー事業です。
・電鉄系
東急不動産、小田急不動産、近鉄不動産、京王不動産
電鉄系デベロッパーは各社鉄道沿線に地域の人々が住みやすい都市開発やマンション開発を行います。
▽マンションデベロッパー
・メーカー系
トヨタホーム、旭化成ホームズなど
・商社系
三菱、物産など
・独立専業系
森ビル、イオンモール、タカラレーベン、大和地所レジデンス、穴吹工務店
独立専業系のデベロッパーは分譲マンションの開発事業を展開しています。マンション投資を検討されている方は、独立専業系のデベロッパーに相談すると良いでしょう。
デベロッパーのメジャーセブンとは?
デベロッパーの中でも、有名な7つの業者をまとめて「メジャーセブン」といいます。
▽メジャーセブン
・大京のライオンズマンション
・東急不動産のブランズ
・東京建物のブリリア
・野村不動産のプラウド
・三井不動産レジデンシャルのパークホームズ
・住友不動産のシティハウス
・三菱地所レジデンスのザ・パークハウス
国内の新築分譲マンション流通で有名なメジャーセブンは全戸供給数の約半数を占める高いシェア率を誇ります。
マンション開発の主な目的は投資によるリターンであり、空間と環境のデザイン、分譲まで総合的な戦略をしながら、多くの業者を主導する立場です。
デベロッパーによって、取り扱う土地の立地や広さ、マンションの規模が異なりますので、投資物件をお探しの方は、デベロッパーの特徴も抑えておく必要があります。
カタログ請求や問い合わせをして、デベロッパーの比較をしてから物件を決める方法もおすすめです。
マンションデベロッパーとゼネコン・不動産会社の違い
マンション開発では、まずはデベロッパーが開発計画を立て、ゼネコンが実際に建物を建てるという流れになります。
つまり、「ゼネコン(General Contractor)」とは不動産建設の請負会社、総合建設会であり、ゼネコンは現場で建設工事を行う中小の業者(サブコン)を束ねる役割があります。
▽代表的なゼネコン企業
・スーパーゼネコン
大林組、大成建設、竹中工務店など
・中堅ゼネコン
三井住友建設、東急建設、熊谷組、奥村組など
・その他
ナカノフドー建設、福田組、大豊建設など
デベロッパーは不動産の開発業者の位置づけですが、ゼネコンは建物の工事を請け負う専門業者、不動産会社は完成した物件を売る販売専門業者といえます。
不動産会社はマンションや戸建て住宅の開発事業はせず、不動産賃貸や売買の仲介役が主な業務です。
まとめ
マンション投資する際には、どのデベロッパーを選ぶかも大切なポイントです。街中の広告や宣伝に惹かれることも多いかと思いますが、顧客サービスや経営状態もチェックすべきです。
気になる物件がいくつかある場合は、実際にデベロッパーに問い合わせしてみて、デベロッパーの対応を比較検討する価値があります。
マンション経営を上手く進めるためにも、物件の比較だけでなく、デベロッパーの特徴も認識しておくことをおすすめします。
売買物件
-
- 価格
- 4,088万円
- 間取り
- 4LDK
- 建物面積(m2)
- 94.38m²
- 敷地/土地面積
- 72.22m²
- 開口向き
- 東
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,580万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 92.74m²
- 敷地/土地面積
- 66.36m²
- 開口向き
- 南西
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,398万円
- 間取り
- 3LDK
- 専有面積
- 67.67m²
- 管理費
- 8,000円
- 修繕積立金
- 14,900円
- 階数
- 2階
-
- 価格
- 720万円
- 間取り
- 2LDKS
- 専有面積
- 66.00m²
- 管理費
- 5,062円
- 修繕積立金
- 9,405円
- 階数
- 1階
-
- 価格
- 3,780万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 99.15m²
- 敷地/土地面積
- 103.48m²
- 開口向き
- 北
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,850万円
- 間取り
- 2LDKS
- 建物面積(m2)
- 124.41m²
- 敷地/土地面積
- 128.22m²
- 開口向き
- 南東
- 駐車場
- あり