2023/05/11
2025年問題で新築・中古マンションの価格は下落か?広島の不動産会社が解説
不動産価格の推移・動向は、国際社会の情勢や人口の変化、金利政策など、様々な要因が絡まって影響するため、プロの不動産でも予測がなかなか難しいところです。
2023年における不動産価格は「2025年問題」が大きな影響を及ぼすと予想されます。そこでこの記事では、不動産売買の適切なタイミングを掴むために2025年問題について徹底解説します。
今後、広島で不動産売却、購入をご検討中の方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
「2025年問題」とは?
2025年問題とは、2025年に1947〜1949年に生まれた「団塊の世代」(約800万人)が一斉に75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護などの社会保障制度に影響を及ぼすことです。
全国的に少子高齢化によって、働く世代の人口が減っている現状もあり、社会保障費は約20兆円増加するといわれています。
不動産価格においては下落すると予測されており、不動産売却を検討中の方は2025年問題が起こる前に早期な行動をすることが求められます。
「2025年問題」が不動産売買に影響を与える3つのポイント
「2025年問題」は社会保障制度を圧迫するだけでなく、不動産価格にも大きな影響を与えると予測されています。ここからは、3つのチェックポイントを見ていきましょう。
①相続による売却が増えて需要が減る
75歳以上の後期高齢者が急激に増えることで、相続における不動産売却が増えることが予想されています。
特に若年層が少ない過疎化エリアにある実家、老朽化が激しい物件は手放すケースが増えると考えられますので、不動産価格は下落するでしょう。
「2025年問題」は不動産の供給が増えるだけではありません。少子高齢化により、30代〜40代の若い世代の住宅需要が減ると予想され、不動産が売却しにくくなる可能性があるのです。
マイホームを検討中の若い世代に、中古マンションや戸建て、土地などが売却しずらくなり、不動産価格を値下げしなければならない可能性があります。
②空き家が増えて価格が下がる
「2025年問題」で高齢化が急速に進み、後期高齢者が老人ホームや介護施設などに入居するケースが増えて、持ち家を売却するケースも増えると予想されます。
持ち家の売却が増えると不動産市場に供給過多の現象が起こり、不動産価格が全体的に下がると考えられます。空き家が増えると不動産相場が下落する可能性が高いです。
③立地適正化計画による影響
「立地適正化計画」とは、自治体ごとに決められた居住エリア(居住誘導区域)に住民を集約し、医療、福祉、公共交通機関、商業施設などを集約する都市計画です。
2014年に施行された「都市再生特別措置法」に基づき、学校や公共施設な、インフラなどの公共サービスを効率よく進めるために、統廃合することが目的になります。
「立地適正化計画」によって、住民は居住誘導区域エリアに集中化しますので、計画区域外にある不動産価格は急落するのでは…と予想されているのです。
これから不動産売却を考えている方は、各行政のホームページで立地適正化計画についてよく確認しておきましょう。エリア外の場合は早期の不動産売却を進めることをおすすめします。
▽「広島市立地適正化計画」についてはコチラ
参考サイト:広島市公式ホームページ
https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/129/6561.html
広島での不動産購入は2025年まで待つべきか?
「2025年問題」によって、不動産市場では不動産価格の下落が予想されており、不動産売却は早めの準備が推奨されますが、不動産購入をされる方は2025年まで待つべきでしょうか?
30代〜40代の方は、「本当は早くマイホームが欲しいけれど、2025年に不動産価格が大幅に下がって損してしまわないかな…」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
2025年までに不動産購入を待つメリットしては、安く住宅を購入できるチャンスがあることが挙げられますが、実際の下がり幅は、地域や利便性によっても大きく差が出るところです。
広島においては、過疎エリアや立地適正化計画のエリア外、また築年数が経っている中古物件は値段が下がる可能性が高いですが、好条件の物件は人気が高く、価格上昇も考えられます。
広島市内で好条件の物件をお探しの方、利便性が高く、都市部にこだわる方は、価格と希望の条件にマッチせずに物件が見つからないリスクもありますので、十分に注意が必要です。
2025年問題によって全ての不動産価格が下がるわけではありませんので、広島で不動産購入を予定の方はタイミングには十分に注意しましょう。
広島市域内の地価の動向、地価調査及び地価公示については以下のページを参考にしてみて下さい。
▽参考サイト:広島市公式ホームページ|国際平和文化都市
https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/126/5538.html
広島で不動産売買のタイミングを見極めるには?
「2025年問題」は社会保障制度だけでなく、不動産市場にも大きな影響を与えることを懸念して、2025年までに不動産売却をされる方が急増すると考えられます。
2025年に入ってから不動産売却をしようとしても、買い手の需要に対して供給過多となり、不動産価格が下がることは避けられないからです。
ただし、これから広島で不動産購入をお考えの方は物件によっては2025年まで待ったほうが値段がグンと安くなる可能性もあれば、殆ど変わらないもしくは上昇することがもあり得ます。
そのため、マイホーム購入を成功させるには希望するエリアや物件の条件をしっかりと決めて情報収集をすることが大切です。
そして信頼できる不動産会社に相談して、ベストなタイミングでぜひ、後悔のない素敵なマイホームを手に入れましょう。
まとめ
2025年問題は急激な不動産価格の下落が予想されており、売却予定の方は心配かもしれませんが、2025年までに売却すれば買い手が多く、競合物件が少ないため成功するチャンスです。
現在も不動産価格はまだ全国的に上昇しておりますので、不動産売却をお考えの方は早めに準備をされることをおすすめします。
戸建て・マンションなどのマイホーム購入予定の方は、立地条件や周辺環境の利便性などの条件によって価格が大きく変わりますので、まずは不動産会社に相談されると良いでしょう。
売買物件
-
- 価格
- 4,088万円
- 間取り
- 4LDK
- 建物面積(m2)
- 94.38m²
- 敷地/土地面積
- 72.22m²
- 開口向き
- 東
- 駐車場
- あり
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- 価格
- 3,580万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 92.74m²
- 敷地/土地面積
- 66.36m²
- 開口向き
- 南西
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,398万円
- 間取り
- 3LDK
- 専有面積
- 67.67m²
- 管理費
- 8,000円
- 修繕積立金
- 14,900円
- 階数
- 2階
-
- 価格
- 720万円
- 間取り
- 2LDKS
- 専有面積
- 66.00m²
- 管理費
- 5,062円
- 修繕積立金
- 9,405円
- 階数
- 1階
-
- 価格
- 3,780万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 99.15m²
- 敷地/土地面積
- 103.48m²
- 開口向き
- 北
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,850万円
- 間取り
- 2LDKS
- 建物面積(m2)
- 124.41m²
- 敷地/土地面積
- 128.22m²
- 開口向き
- 南東
- 駐車場
- あり