2022/05/19
マンションの管理組合と管理会社の関係・違いを徹底解説!
マンション探しをしている際に「管理組合」と「管理会社」はどう違うのか気になっていませんか?名前は似ていますが、両者の役割や業務はそれぞれ異なります。
この記事では、マンションの管理組合と管理会社の違い、業務内容、関係性について詳しくみていきましょう。
マンションの管理組合の役割と業務
マンションの「管理組合」とは区分所有法という法律に基づき、分譲マンションの所有者(区分所有者)全員で構成された組織を指します。
マンションを購入すると、マンションの共用部分や敷地などの維持・管理をするために管理組合の一員となり、マンションを管理する当事者になります。
「管理組合」はマンションの管理方法や方針を区分所有法(建物の区分所有等に関する法律)に基づいて決定する役割があります。
定期的な報告や問題点・話し合いなどを行いマンションの管理を行います。
・「定期総会」毎年1回招集される
・「臨時総会」必要に応じて招集される
・「理事会」所有者を代表して建物の管理維持を進行する
日常の業務は代表者の集まりである「理事会」が担います。定期的に理事会を開催し、役員同士がマンションの維持管理に関する意思決定を進めていきます。
管理組合の主な業務は「マンション標準管理規約」により以下のように定められています。
▽管理組合の主な業務
・管理組合が管理する敷地及び共用部分等の保安、保全、清掃、消毒及びごみ処理
・組合管理部分の修繕
・建物の建て替えに係る合意形成に必要となる事項の調査に関する管理
・修繕積立金の運用
・敷地及び共用部分等の変更及び運営
・官公署、町内会等との渉外業務
・広報及び連絡業務
・地域コミュニティにも配慮した居住者間のコミュニティ形成
・管理組合の消滅時における残余財産の清算
・マンションの管理会社の概要
マンション管理会社の役割と業務
「管理会社」とは「管理組合」から委託されたマンション管理の専門業者です。マンションの管理業務を専門的に引き受ける業者になります。
「管理組合」は共用部の清掃や定期的な設備等の保守点検、大規模修繕の計画、会計処理など専門的な業務は「管理会社」に委託する必要があります。
・「全部委託方式」管理会社に業務を一括して任せる
・「一部委託方式」業務ごとに専門業者に発注する
ほとんどの管理組合では、その業務の大部分を管理会社に委託しており、マンションを販売したデベロッパーの系列会社が受託するケースが多いです。
手数料やサービスの品質、管理組合の負担の割合を考慮してさまざまは選択肢の中から管理会社を選定することができます。
▽「管理会社」が行う一般業務内容
※業務委託方式の違いにより、請け負う業務内容は変わります
・事務管理業務
管理組合の会計、出納、マンションの維持または修繕に関する企画・実施の調整
管理費・修繕積立金の徴収、滞納者の確認、各種経費の支払い、月次会計報告など
管理組合の理事会と総会の支援業務、重要書類の保管など
・管理員業務
受付業務点検業務、立会業務、報告連絡業務
受付業務(居住者や来客への対応、共用部分の鍵の管理や貸し出し、備品管理など)
点検業務(建物や設備の目視点検、電球の点検・交換、無断駐車や無断駐輪のチェックなど)
立会業務(外注業者の作業時の立会い、ゴミ収集時の立会いなど)
・報告連絡業務
管理組合の文書の配布・掲示、各種届け出や点検結果の報告、事故発生時の連絡や報告など
・清掃業務
日常清掃(共用部全般の掃き・拭き作業、ゴミ出しといった作業)
定期清掃(専門業者による床面の機械洗浄作業)
特別清掃(共用部のガラスや照明器具等の清掃)
・建物・設備管理業務
建物の外観点検のほか、エレベーター、電気設備、給排水設備、消防用設備、機械式駐車場など各種設備の保守・点検
管理組合と管理会社の関係性
管理組合とは、区分所有法(建物の区分所有等に関する法律)に基づき、マンションの区分所有者全員で構成され、建物・敷地および附属施設の維持管理を行うことです。
管理組合が行うマンションの管理業務は専門性の高いものが多いため、管理業務を管理会社に委託しています。管理組合の業務を代行するのが管理会社となります。
マンションを管理する主体となるのは管理組合ですので、管理会社と委託する業務内容は管理組合が決めます。管理組合にとって専門的な管理会社の協力が必要といえるでしょう。
まとめ
この記事では、マンション管理を担う管理組合と管理会社の違いと業務内容、関係性について解説していきました。
マンションを長期的に快適に、そして安全に資産価値を高めるためにも自分たちの資産は自分たちでしっかり管理する意識を持つことが大切です。
マンション管理を専門としている管理会社に委託するのは便利ですが、委託する会社によってはサービスの質や委託費も大きく異なりますのでよく確認して決定する必要があります。
管理会社の選び方によってはマンションの価値が下がってしまうケースもあり、資産価値を維持できることもありますので、管理組合を適切に運営していくことが大切です。
売買物件
-
- 価格
- 1,699万円
- 間取り
- 4LDK
- 建物面積(m2)
- 104.33m²
- 敷地/土地面積
- 151.24m²
- 開口向き
- 南東
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 2,100万円
- 地目
- 宅地
- 建物面積(m2)
- 115.10m²
- 敷地/土地面積
- 283.12m²
- 建ぺい率
- 60%
- 容積率
- 200%
-
- 価格
- 3,280万円
- 地目
- 宅地
- 建物面積(m2)
- 165.63m²
- 敷地/土地面積
- 402.56m²
- 建ぺい率
- %
- 容積率
- %
-
- 価格
- 1,980万円
- 間取り
- 2LDK
- 専有面積
- 82.60m²
- 管理費
- 5,300円
- 修繕積立金
- 14,410円
- 階数
- 6階
-
- 価格
- 3,650万円
- 間取り
- 2LDK
- 専有面積
- 69.44m²
- 管理費
- 10,000円
- 修繕積立金
- 4,600円
- 階数
- 3階
-
- 価格
- 9,900万円
- 土地面積(m2)
- 211.92m²
- 建物面積(延床)
- 333.75m²
- 満室想定家賃
- 664.8万円
- 表面利回り
- 6.715%
- 用途地域
- 近隣商業・第一種住居地域