2021/11/15
リフォームで使われる床材の素材と貼り方について
多くのリフォームでは無垢材を使った床作りが定番ですが、他にも床素材があるのをご存知ですか?床は部屋の大部分を占めるため、床材によって大きく雰囲気が変わります。
また、床材の貼り方によっても、全体のイメージが変わってくるので、貼り方についても知っておく必要があります。
この記事では、これから床材の張替えリフォームをされる方に向けて、無垢フローリングの特徴や素材とフローリングの貼り方についてご紹介しましょう。
住宅リフォームで使われる床材の種類
部屋の中でも大きな面積を占める床材はインテリアのイメージを決定づけるだけでなく、素足で歩いた時の心地よさにも影響します。
床材は材質、色、模様が様々あり、用途や好みで選んだり、掃除やお手入れがしやすい素材であることも大切なポイントです。
床材に高い機能性を求める場合は価格も上がりますので、予算内で最適な床材を選びましょう。ここからは、リフォームで使われる床材の種類をみていきます。
フローリング
最も一般的なフローリングは木材を用いた素材です。フローリングには2種類あり、「無垢材(無垢フローリング)」と「複合フローリング」があります。
「無垢材(無垢フローリング)」とはオーク、パイン、ヒノキなどの天然木の一枚板を加工したものです。天然の木が持つ美しい木目や自然な風合いが魅力です。
春夏は湿気を吸収し、秋冬は保温性や断熱性を高めるので、一年中快適に過ごせるのがメリットですが、無垢材は水に弱く、気温や湿度によって変形しやすいのがデメリット。
最近は特殊な加熱処理を施して耐久性を強化した無垢材も販売されています。木目の美しさを保つためには定期的なクリーニングが必要です。
一方で「複合フローリング」は合板などの基材の表面にナラやサクラ、ブナといった天然木の薄板を張り合わせたものです。見た目は木目が鮮やかで無垢材のフローリングと大きく変わりません。
天然木ではなく、樹脂やオレフィンのシートに木目や石目などの柄を印刷して、基材に張り合わせたタイプもあります。色やデザインの種類が豊富で防音性や床暖房機能付きの商品もあります。
カーペット
カーペットは豊富な種類のデザインが揃った織物または敷物のことです。カーペットの素材の種類はウール・シルク・ナイロン・アクリル・ポリエステルなどがあります。
肌触りが良いので裸足で歩きやすく、床にそのまま座る部屋にも最適です。カーペットには音を吸収し、遮断する効果がありますので、子供部屋に取り入れると騒音を予防することができます。
高齢者にとってもクッション性が高いので足腰への負担が減り、滑りにくいため、安全性が高いといえます。フローリングよりも冷たさを感じず温かいので寝室にも適しています。
カーペットのデメリットはホコリやチリを吸着するのでダニが付着・繁殖しやすいことです。
カーペットは水拭きでず、掃除やメンテナンスは手間がかかります。
カーペットは定期的に掃除機をかけて、綺麗に保つように心がけましょう。
天然コルク
天然コルクはコルク樫の樹皮を原料とした木質系の床材です。ナチュラルな風合いが特徴で弾力性と吸音性、断熱性に優れています。
天然コルクの上を歩いても足腰への負担が少ないので、高齢者の部屋、子供部屋、寝室などに適しています。
最近はカラーのバリエーションやワックスやウレタン塗装仕上げなども販売されており、防水加工したキッチンや洗面室用など種類は豊富です。
フロアタイル
フロアタイルはポリ塩化ビニル製とセラミック(陶器)製があります。適度な硬さがあって耐久性、耐水性が高く、強度があるので、傷がつきにくく丈夫です。
タイルは色・デザインなどが豊富でキッチンやダイニングに取り入れられていますが、テラスとしてリビングの一部に取り入れても良いでしょう。
フロアタイルのデメリットとしては、硬い素材のためクッション性はなく、滑りやすさには注意が必要です。また、防音性に欠けるのでよく歩く部屋には適していません。
クッションフロア
クッションフロアは塩化ビニル樹脂を使ったロールシート状)の床材です。木目や石目調、タイルなどの柄が印刷されており、デザイン性が豊富でファッション性が高いです。
適度な弾力性があり、足腰が疲れにくいのがメリット。耐水性があり、汚れも付きにくく、掃除もしやすいのでメインテナンスもラクです。
値段も低価格で取り入れやすいですが、重い家具などを置くと凹みができやすいので下にラグを引くと良いでしょう。また、熱には弱いので水回りには適していません。
畳
主に和室・客間、寝室などで使われる畳はイグサを使用した床材です。和を感じられる畳は趣があり、優しい雰囲気を作ってくれます。
フローリングやタイルに比べて表面が柔らかく、畳は暑い日にはひんやり、寒い日には暖かさがあり、肌触りが良いのがポイント。香りがよいのでリラックス効果も期待できます。
クッション性が高く、遮音性にも優れていますが、風通しを良くし湿度を適度に保たなければ
ダニが付着・繁殖しやすいので注意が必要です。
フローリング床材の貼り方
フローリング材はどんな貼り方にするかによって、部屋の印象が大きく変わります。壁と平行になるように、真っ直ぐ貼るやり方は比較的どんな部屋にもマッチします。
個性を出すならば、床材を斜め方向に貼る「斜め貼り」で床の存在感を際立たせると良いです。部屋の四隅に対して斜め45°方向に貼っていきます。
長さの異なる床板をランダムに貼る「乱張り」は余った床材を活用できます。床板同士のつなぎ目をあえて目立たせて、個性を引き出します。低コストで施工しやすいのがメリット。
まとめ
床材は定番のフローリングの他にもライフスタイルや空間に合わせて、多くの種類から選ぶことができます。
リビングはインテリア性、水回りは耐久性やメンテナンスのしやすさ、子ども部屋には防音性を重視するなど、優先順位を決めておくと効率的です。
売買物件
-
- 価格
- 1,699万円
- 間取り
- 4LDK
- 建物面積(m2)
- 104.33m²
- 敷地/土地面積
- 151.24m²
- 開口向き
- 南東
- 駐車場
- あり
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- 価格
- 2,100万円
- 地目
- 宅地
- 建物面積(m2)
- 115.10m²
- 敷地/土地面積
- 283.12m²
- 建ぺい率
- 60%
- 容積率
- 200%
-
- 価格
- 3,280万円
- 地目
- 宅地
- 建物面積(m2)
- 165.63m²
- 敷地/土地面積
- 402.56m²
- 建ぺい率
- %
- 容積率
- %
-
- 価格
- 1,980万円
- 間取り
- 2LDK
- 専有面積
- 82.60m²
- 管理費
- 5,300円
- 修繕積立金
- 14,410円
- 階数
- 6階
-
- 価格
- 3,650万円
- 間取り
- 2LDK
- 専有面積
- 69.44m²
- 管理費
- 10,000円
- 修繕積立金
- 4,600円
- 階数
- 3階
-
- 価格
- 9,900万円
- 土地面積(m2)
- 211.92m²
- 建物面積(延床)
- 333.75m²
- 満室想定家賃
- 664.8万円
- 表面利回り
- 6.715%
- 用途地域
- 近隣商業・第一種住居地域