2022/01/24
【戸建て&マンション】リノベーションに適した中古物件の選び方3つのポイント
近年、よく見られる住宅購入のパターンとして、中古の戸建て、または中古マンションを購入したあた後に、自分好みにリノベーションするという方法が増えてきています。
中古物件を購入してリノベーションすることで、自分の理想にあった住宅を手に入れることができるという点がメリット。
そこで今回は、リノベーションに適した中古物件の選び方、3つのチェックポイントを戸建て・マンション別にご紹介します。
失敗を防ぐために、リノベーションを意識する際の注意点も合わせて確認しておきましょう。
リノベーションに適した中古物件の選び方
中古物件をフルリノベーションする計画をされている方は、通常の中古物件探しとは異なるチェックポイントがあります。
基本的に中古物件には2種類あります。1つ目はリフォームされておらず、建設された当時の状態で販売されている物件、2つ目はすでにリフォーム済みの物件です。
リフォーム前の中古物件は建設された当時の内装や設備が残っていて、販売価格は安い傾向にあります。
一方で、築年数が長い物件は内装や設備を既にリフォームされているケースが多く、市場ではリフォーム済の中古物件が多く見られます。
リフォーム済みの物件は見た目がキレイなため、人気がありますが、リフォーム費用は販売価格に上乗せされているため、高めの価格設定になっています。
そこで、リノベーションに向いている中古物件を選ぶならば、価格も安くて自分好みにアレンジしやすい、リフォーム前の物件を選んだほうが適しているといえます。
リノベーションに適した戸建てのチェックポイント
ここからは、中古の戸建てを購入して、リノベーションしたい方がチェックしておきたい3つのポイントをみていきましょう。
現在の耐震基準をクリアしているか
築年数が古い戸建ての場合は、現在の耐震基準をクリアしているか確認することが大切です。
1981年に耐震基準が大幅に改正されたため、1981年より前に建てられた物件は現在の耐震基準を満たしていないケースがあるので注意が必要です。
その場合、長く住むためにはリノベーションの他にも耐震改修も必要になってくるので、余計な出費が増えてしまうというデメリットがあります。
リノベーションに適した戸建てを選ぶ際には築年数と現在の耐震基準を満たしているか確認しておきましょう。
建物の構造に問題がないか
中古物件を リノベーションをする場合は外壁のひび割れや劣化がないかどうか、建物の構造に何か問題がないかチェックすることが大切です。
ホームインスペクション(住宅診断)を利用してプロの視点で診断してもらうと、見えない部分やシロアリ被害など、建物の構造を把握できるのでおすすめです。
また、リノベーションの他に必要な工事を前もって確認できるので、適切な予算を組むことができます。
間取りの変更がしやすいか
中古物件の間取りを大きく変えるリノベーションを行う場合は、1階と2階に1本の柱が通っている「通し柱」が少ない物件が適しています。
「通し柱」は家の構造を支えているために、簡単に撤去することはできず、大きな間取りの変更が難しいのです。そのため、思い通りの動線が作れなくなってしまいます。
また、耐震強度を高めるために、柱を支える「筋交い」が多い場合も撤去が難しいため、間取りの変更がしずくなるので注意が必要です。
リノベーションで大きな間取りの変更や窓のサイズを変えたい場合は通し柱や筋交が少ない物件を選ぶと良いでしょう。
リノベーションに適したマンションのチェックポイント
次に、中古マンションを購入して、リノベーションする場合の物件選びのポイントを見ていきましょう。
マンションの場合は共有部分がある特性上、管理規定においてリノベーション工事の工法に制限があったり、間取りの変更や水回りの移動が禁止されている場合がありますので要注意。
エントランスや廊下といった共有部分はリノベーション不可ですが、住居部分のリノベーションは可能かどうか、前もって管理規約を確認しておきましょう。
耐震補強をしているか
耐震基準が改訂された1981年より前に建てられたマンションは耐震補強をしていない物件が多いため、前もって管理組合に耐震補強がされているか確認しておくことが大切です。
1981年以降に建てられた物件は現在と同じ耐震補強がされていますが、構造的にマンションの室内の壁や柱が移動できないケースもあるので注意が必要です。
建物の構造や性能によっては、リノベーションで間取り変更ができないケースもあるので、建築士やリノベーション業者に相談してみることをおすすめします。
建材の規定が厳しくない
中古マンションをリノベーションするには、自分が思い描いている間取りやデザインにするために自由に建材を選んで使うことができる物件が理想です。
しかし、隣接する物件との関係で防音や防災に関する規定が細かく決められている場合、管理規約によって変更できない場合もあるので注意しましょう。
よくあるケースとしては、防音対策の規定によって、床材のフローリング変更ができなかったり、規定を満たした建材しか使うことができない場合があります。
マンションによって管理規約は変わりますので、事前に管理規約を確認して、リノベーションがしやすいかどうか確認していきましょう。
水回り移動がしやすい
中古マンションをリノベーションする場合は、キッチンやお風呂、トイレといった水回りの位置を生活しやすいように変更するケースが多いです。
水回りはキッチンを対面式やシステムキッチンにしたり、ユニットバスを工事したり、ライフスタイルが変わる度に変更したくなる重要な部分です。
マンションの管理組合に給排水や配管スペースについて問い合わせをして、リノベーションのしやすさを確認しておきましょう。
リノベーションに適した物件探しの注意点
戸建て・マンションのリノベーションを成功させるには、まずは完成のイメージを固めて、リフォーム前のリーズナブルな中古物件を探すことがカギとなります。
内見の際には必ず建築図面をチェックして、一級建築士やホームインスペクターといった専門家に耐震性、劣化状況、雨漏りやシロアリ被害など建物の状況を確認してもらいましょう。
プロに判断してもらうことで、耐震改修が必要がどうか、リノベーション費用の目安なども分かるので、安心して物件を購入することができます。
まとめ
中古物件をリノベーションすることで、予算を抑えて自分の理想的な住宅を手に入れることが可能です。ぜひ、快適なマイホームの第一歩として、素敵な物件を見つけてみてください。
売買物件
-
- 価格
- 4,088万円
- 間取り
- 4LDK
- 建物面積(m2)
- 94.38m²
- 敷地/土地面積
- 72.22m²
- 開口向き
- 東
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,580万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 92.74m²
- 敷地/土地面積
- 66.36m²
- 開口向き
- 南西
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,398万円
- 間取り
- 3LDK
- 専有面積
- 67.67m²
- 管理費
- 8,000円
- 修繕積立金
- 14,900円
- 階数
- 2階
-
- 価格
- 720万円
- 間取り
- 2LDKS
- 専有面積
- 66.00m²
- 管理費
- 5,062円
- 修繕積立金
- 9,405円
- 階数
- 1階
-
- 価格
- 3,780万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 99.15m²
- 敷地/土地面積
- 103.48m²
- 開口向き
- 北
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,850万円
- 間取り
- 2LDKS
- 建物面積(m2)
- 124.41m²
- 敷地/土地面積
- 128.22m²
- 開口向き
- 南東
- 駐車場
- あり