2021/07/26
不動産売却における査定依頼をする前に準備しておくことは?
所有している戸建てやマンションを売却する際に、大体の売却価格を知るために、不動産会社に査定依頼をして査定価格を出してもらう必要があります。
不動産所有者としては、なるべく高い価格でスムーズに売りたいところです。そのために、どんな準備をしておけばよいでしょうか。
この記事では、不動産売却のファーストステップ、不動産会社に査定依頼する際に準備しておくこと、注意点について解説していきます。
不動産会社に査定依頼する流れ
まずは、不動産会社に不動産の査定依頼をする基本的な流れについてみていきましょう。
不動産会社のホームページの査定依頼フォーム、または営業時間内に電話で査定依頼をします。最近は、複数の会社に一括で査定を依頼できる見積もりサイトもあります。
不動産会社の査定方法は「机上査定」と「訪問査定」の2通りあり、「机上査定」は資料や過去の事例を元にオンライン上で約1〜3日程度で査定価格が提示されます。
「訪問査定」は現地で物件を実際に訪問して、建物や内装の状態や周辺環境を確認した上で
査定価格が割り出されます。査定価格が提示されるまで1週間から10日程度かかります。
不動産会社に査定依頼する前に準備しておくこと
では早速、不動産会社に査定依頼する前に準備しておくことをみていきましょう。
自分で相場を調べておく
まず、一番初めにやることは自分で不動産の相場を調べておくことが大切です。不動産のプロだからと丸投げすると、査定価格が適切なのか、相場より高いのか低いのか判断できません。
不動産会社によっても査定価格は変わり、中には不動産会社のイメージを上げて売却をさせてもらうために、相場よりも高い価格を出すケースも実際にあるからです。
不動産の査定価格が一番高かったという理由で不動産会社を選んでも、その価格ではなかなか売れずに、最終的に売却価格を下げざるを得なくなります。
そういった失敗を防ぐためにも、以下のサイトを参考に過去の取引事例から自分でも相場を調べておきましょう。
<参考サイト>
不動産取引情報提供サイト「レインズマーケットインフォメーション」
(マンション・戸建住宅の売買価格・相場・取引事例の情報公開サイト)
http://www.contract.reins.or.jp/search/displayAreaConditionBLogic.do
国土交通省「土地総合情報システム 」
地価公示・地価調査・取引価格情報
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
査定方法は「机上査定」または「訪問査定」のどちらかを選ぶ
不動産会社に査定依頼をする際には、不動産所有者が「机上査定」または「訪問査定」のどちらかを選ぶことになります。
まだはっきりと売却を決めていない方、大体の目安を知りたい方、遠方の査定を依頼する場合は約1〜3日で価格が分かる簡単な「机上査定」が適しています。
「机上査定」は直接物件を見ずに、資料や過去に類似事例を元に算出する査定方法です。大まかな査定額を早く知りたいときに便利です。
一方で「訪問査定」は不動産会社、不動産鑑定士が実際に物件へ足を運んで、立ち会いの元に建物や周辺環境など、様々な要素を考慮するので、より正確な査定額が算出されます。
すでに不動産売却の意思があり、正確な査定額を知りたい方は1週間程度かかりますが「訪問査定」を依頼しましょう。
住宅ローン残高を確認する
住宅ローンがまだ残っていて、売却金額が住宅ローンの残債を下回っている状態で売却する場合は、売却時に住宅ローンの残債を全額一括返済することになります。
金融機関へ住宅ローンの残債を支払い、住宅ローンを完済させなければ不動産を売却できなくなるので、不足しているお金を用意する必要があります。
現時点での住宅ローン残高を知るために、査定を依頼する前に金融機関に住宅ローン残高の残高証明書を発行してもらいましょう。
売却金額が住宅ローンの残債よりも多い状態であれば、売却したお金で一括返済することができます。
買主へ引き渡す書類を用意する
戸建てまたはマンションを売却する際には以下の書類を買主に引き渡す必要がありますので、査定を依頼する前に準備しておきましょう。
必ず必要な書類
・本人確認書類
・権利証または登記識別通知
(戸建ての場合)
・売却する不動産の詳細がわかる書類
・土地の実測図、土地の境界が確認できる資料
・建物の設計図書(確認申請図または竣工図等の建物図面)
・建築確認申請書および建築確認済証
・検査済証
・固定資産税納税通知書
(マンションの場合)
・購入時の売買契約書や建築請負書、重要事項説明書
・管理規約・建築確認通知書
・使用細則
司法書士に提出する書類
・印鑑証明証(実印登録を証明する書類発行より3ヵ月以内)
・権利証(登記識別情報)
・住宅ローンの残高証明書
・抵当権抹消書類(売却不動産の住宅ローン残債がある場合)
詳しい必要書類は不動産会社から提示されますので、確認しておきましょう。
故障箇所の修繕と最低限の清掃をしておく
物件の設備に故障などがある場合、査定価格が下がりやすくなるので、壊れた箇所は直しておきましょう。
ただし、中古マンションは買主が好みにリフォームする傾向があるため、経年による劣化した壁や床を数百万かけて、大幅なリフォームする必要はありません。
玄関や窓・バルコニー、キッチン・浴室・洗面・トイレといった水回りはキレイに掃除をして、浄水器や浴室乾燥機のフィルター交換も済ませてから査定してもらいましょう。
まとめ
不動産会社によって提示された査定価格を元に最終的に売却価格を決めるのは売主であるご自身になります。
まずは、相場を調べて必要なものを揃え、最低限の掃除を済ませてから、信頼できる不動産会社に査定を依頼することが大切です。
売買物件
-
- 価格
- 4,088万円
- 間取り
- 4LDK
- 建物面積(m2)
- 94.38m²
- 敷地/土地面積
- 72.22m²
- 開口向き
- 東
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,580万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 92.74m²
- 敷地/土地面積
- 66.36m²
- 開口向き
- 南西
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,398万円
- 間取り
- 3LDK
- 専有面積
- 67.67m²
- 管理費
- 8,000円
- 修繕積立金
- 14,900円
- 階数
- 2階
-
- 価格
- 720万円
- 間取り
- 2LDKS
- 専有面積
- 66.00m²
- 管理費
- 5,062円
- 修繕積立金
- 9,405円
- 階数
- 1階
-
- 価格
- 3,780万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 99.15m²
- 敷地/土地面積
- 103.48m²
- 開口向き
- 北
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,850万円
- 間取り
- 2LDKS
- 建物面積(m2)
- 124.41m²
- 敷地/土地面積
- 128.22m²
- 開口向き
- 南東
- 駐車場
- あり