広島市でマイホーム購入する際に住宅ローンを利用する方は、どんな住宅ローンの種類があるのか、金融機関の種類、金利の種類、返済方法などの種類について確認しておきましょう。

広島市で借りられる住宅ローンの種類

住宅ローンを選ぶ際には、借入先と金利、返済方法をチェックします。

借入先、銀行・金融機関の種類

住宅ローンの借入先は、公的融資・民間融資・フラット35の3種類に分けられます。

【公的融資】
公的機関から融資を受けます。
・財形融資（財政貯蓄をされている方向け）…５年間固定金利制
・自治体融資…自治体が金融機関と連携、制度は自治体によって異なる

住宅購入を目的とした「財形住宅融資」の借入条件は、以下の5つの条件をすべて満たした場合です。

・申込者自身が所有・居住する住宅を建設、購入、またはリフォームすること
・財形貯蓄を1年以上続け、残高が50万円以上あること
・会社から負担軽減措置か住宅援助を受けられること（共済組合融資を除く）
・申し込み時点の年齢が70歳未満であること
・すべての借り入れの年間合計返済額の年収に占める割合が、以下の基準を満たしていること
年収400万円未満の場合：30％以下
年収400万円以上の場合：35％以下

「自治体融資」の融資を受けられる条件は自治体により異なりますが、以下の通りです。

・その自治体に一定以上の期間住んでいる、または勤務していること
・一定以上、または一定以下の収入であること
・年齢制限

【民間の金融機関による融資】
民間の金融機関が扱う融資です。審査基準や金利などが金融機関ごとに異なります。メガバンク、地方銀行、信用金庫、ノンバンクなどの金融機関があります。

・提携ローン…不動産会社、ハウスメーカー等が金融機関と連携して提供する
・非提携ローン…提携ローン以外のローン

団体信用生命保険への加入が義務づけられています。

【フラット35】
住宅金融支援機構と民間金融機関とが提携している全期間固定型の代表的なローンです。
・独立行政法人…住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携
・借入から完済まで金利が変わらない全期間固定型

借入時の金利が返済期間中に変わらない全期間固定型のローンは雇用形態や勤続年数が問われず、保証人・保証料は不要、融資を受けやすいです。融資限度額が8,000万円と高額です。

繰上返済手数料も無料、団体信用生命保険への加入は任意となりますが、金利は比較的高めになっています。

金利の種類

住宅ローンの金利タイプは、全期間固定型・固定期間選択型・変動型の3つです。

【全期間固定型】…金利が完済まで変わらない
【変動型】…返済期間中に金利が変動する、年2回金利の見直し、返済額は5年ごとに変更
【固定期間選択型】…一定期間は固定金利、その後、自動的に変動金利へ移行

全期間固定型は借り入れ時の金利がずっと変わらず、市場金利の影響を受けませんが、固定期間選択型は一定期間だけ金利が固定され、固定期間の終了後は新たに金利タイプを選びます。

返済方法の種類

住宅ローンの返済方法は、元金均等返済と元利均等返済の2種類です。

【元利均等返済】…毎月の返済額は一定
【元金均等返済】…毎月の一定額の元金に利息を加えて返済する

元利均等返済は毎月の元金と利息の返済額が一定となり、毎月の返済額が変わりませんが、元金均等返済は毎月支払う元金の額が一定となり、徐々に利息の支払額が少なくなります。

契約者によるローンの種類

【単独ローン】…契約者は１名
【ペアローン】…一つの物件に対して、それぞれが住宅ローンを組む
【収入合算】…二人の収入を合算して一つのローンを組む

単独ローンの場合、審査は申込者だけの収入や返済能力をもとに判断されるため、ペアローンなどと比較すると、借入限度額が低くなる傾向があります。

ペアローンは夫婦もしくは親子などが、お互いに相手の連帯保証人になります。借り入れる金額の割合は、自由に決めることができます。

まとめ

今回は、広島市の住宅ローンには様々な種類があり、借入先、金利・返済方法別に見ていきました。

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