2022/03/19
セカンドローンとは?住宅ローンの違いと利用する際の注意点
別荘や別宅を購入する際に、自己資金を少しでも抑えるために、金融機関の住宅ローンを利用する方が多いかと思いますが、条件によって「セカンドローン」という選択肢もあります。
「セカンドローン」は住宅ローンと利用条件や審査基準が異なり、別荘や別宅などの第二の家を購入する際に多く利用されるローンです。
今回は、セカンドローンとはどんなローンなのか、利用する際の注意点、住宅ローンを返済中でも申請できるのか、といった疑問にお答えしていきます。
セカンドローンとは?
「セカンドハウスローン」とは生活する住宅以外に別荘や別宅、週末別荘といった第二の家を購入する際に利用できるローンのことです。
第二の家を所有する理由は人によって様々ありますが、夏休みや冬休みの長期休暇に家族で過ごす別荘、転勤による仮住まい、二拠点居住、老後の住まいなどが挙げられます。
普段生活する住宅を購入する際には、「住宅ローン」を利用しますが、第二の家を購入する場合は住宅ローンが利用できませんので、「セカンドローン」を利用されることが多いです。
「セカンドハウスローン」の融資対象は新築物件の他、中古物件やリフォームまで幅広いため、第二の家の購入だけでなく、建築や改修にも活用できます。
セカンドローンと住宅ローンの違い
「住宅ローン」は契約者本人の資金使途が「契約者自身と家族が住居するための住宅購入費用であること」と決められており、別荘や別宅など第二の家には利用できません。
第二の家には「セカンドローン」を利用することになるのですが、セカンドローンの金利は一般的な住宅ローンと比べると高めに設定されています。
住宅ローンの金利はタイプにより異なりますが、約1%から2%と低金利が多くありますが、セカントハウスローンの金利は約2%から4%となり、2倍近く高い設定です。
フラット35のセカンドハウスローンとは?
セカンドハウスローンで一般的なのは「セカンドハウス専用ローン」または様々な金融機関が提供している「フラット35」が挙げられます。
「セカンドハウス専用ローン」は金利が高く、審査が厳しいですが、融資上限額が大きく、自由度が高いローンになります。「フラット35」の方が比較的審査が緩めです。
「フラット35」を利用するメリットは、セカンドハウスローンでも優遇金利制度があるので、一般の住宅ローンと同じくらいの低金利でも融資を受けることが可能です。
セカンドハウスに「フラット35」を利用するための主な条件
・現在住んでいる住宅以外で、自分が利用する住宅(主たる住宅以外の自己居住用)
・賃貸を行わない住宅(【フラット35】の返済中にセカンドハウスを第三者に賃貸することはできません。)
参考サイト:セカンドハウスのお申込みについて:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】
https://www.flat35.com/kaitei/second.html
セカンドローンの審査基準は厳しい?
セカンドローンは一般的な住宅ローンよりも、契約者の返済能力や雇用状況など、審査基準が厳しく設定されています。
返済能力は最低年収500万円以上が求められ、セカンドハウスローンの年間返済額が年収の30~35%を超えると融資は難しくなります。
また、万が一契約者が死亡した場合に備えて、団体信用生命保険への加入が求められますので、加入条件として健康状態が良好でなければなりません。
その他にも、雇用形態、他のローンの債務返済状況も審査され、これらの基準をクリアしなければ審査に通ることはできません。
住宅ローンを返済中もセカンドローンを利用できる?
セカンドローンは住宅ローンを返済中でも申込み・利用することができます。住宅ローンの返済能力が高く、安定した収入があると金融機関に認められると、セカンドローンが通る可能性は高いです。
セカンドローンを利用する際の注意点
セカンドローンと住宅ローンの違いの説明でも述べましたが、セカンドローンは金利が高く設定されていますので、最終的な支払い総額が住宅ローンと同額の融資よりも高くなります。
そして、住宅ローンは居住開始から10年〜13年の間、所得税や住民税が安くなる「住宅ローン控除」が適用されますので、節税効果があります。
しかし、セカンドローンは住宅ローン控除の対象ではく、所得税控除といった優遇措置はありませんので、毎月金利が高い返済に大変にならないように注意が必要です。
セカンドローンは住宅ローンと同時に返済するケースが多く、他にも車のローン、教育ローン、クレジットガードのローンなどの複数の支払いがあるでしょう。
セカンドハウスローンは金利が高いという特徴がありますので、ご自身の収入と資金状況をよく考慮して、無理のない返済計画を立てることが重要です。
まとめ
セカンドローンは別荘や週末の別宅、転勤の住まい、サマーホームといった様々な目的で第二の家を購入する際に便利なローンです。
ただし、一般の住宅ローンよりも高金利なため、利用する際には計画的な返済を検討しておくことが大切です。
売買物件
-
- 価格
- 4,088万円
- 間取り
- 4LDK
- 建物面積(m2)
- 94.38m²
- 敷地/土地面積
- 72.22m²
- 開口向き
- 東
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,580万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 92.74m²
- 敷地/土地面積
- 66.36m²
- 開口向き
- 南西
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,398万円
- 間取り
- 3LDK
- 専有面積
- 67.67m²
- 管理費
- 8,000円
- 修繕積立金
- 14,900円
- 階数
- 2階
-
- 価格
- 720万円
- 間取り
- 2LDKS
- 専有面積
- 66.00m²
- 管理費
- 5,062円
- 修繕積立金
- 9,405円
- 階数
- 1階
-
- 価格
- 3,780万円
- 間取り
- 3LDK
- 建物面積(m2)
- 99.15m²
- 敷地/土地面積
- 103.48m²
- 開口向き
- 北
- 駐車場
- あり
-
- 価格
- 3,850万円
- 間取り
- 2LDKS
- 建物面積(m2)
- 124.41m²
- 敷地/土地面積
- 128.22m²
- 開口向き
- 南東
- 駐車場
- あり