公図 よみ:こうず
公図(こうず)とは、土地の位置や形状を示す地図で、法務局が管理する不動産登記簿の付属資料の一つです。不動産売買や土地調査の際に、対象地の概要を把握するために利用されます。公図は登記所備付地図とは異なり、精度が低く、実際の境界線と一致しない場合もあるため、参考資料として扱われます。不動産仲介業者や土地家屋調査士が現地調査や境界確認を行う際の補助資料として活用されることが多く、土地の売買や相続、分筆などの場面で重要な役割を果たします。公図の取得は法務局やオンライン登記情報提供サービスを通じて可能です。不動産取引において「公図の確認」は欠かせないステップであり、土地の正確な情報把握に役立ちます。