定期借地権 よみ:ていきしゃくちけん
定期借地権とは、一定期間だけ土地を借りることができ、契約期間満了後には原則として土地を返還する必要がある借地権です。主に住宅や商業施設の建設に利用され、契約期間は一般に50年や30年といった長期で設定されます。不動産売買においては、土地の所有権を持たずに安価に利用できるため、購入コストを抑えたい方に注目されています。ただし、更新や建物買取請求権がない点には注意が必要です。定期借地権付きの物件を検討する際には、契約内容や将来の資産価値への影響を十分に確認しましょう。不動産売買仲介業者としては、「定期借地権」のメリット・デメリットを丁寧に説明し、安心して取引いただけるようサポートすることが大切です。定期借地権の知識は、不動産投資やマイホーム購入における重要な判断材料となります。