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2022/12/13

機械式駐車場ってどうなの?5種類の特徴・メリット・デメリットを解説!

最近、都市部を中心に「機械式駐車場」を見かけることが多くなりました。マイホーム購入の際に、自宅で機械式駐車場を設置するのはどうかな?とお考えの方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、機械式駐車場の5種類、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

機械式駐車場とは?

「機械式駐車場」とはその名の通り、パレットと呼ばれるスペースに車を載せて、動力によって機械が車を上下に移動させて、立体的に格納するタイプの駐車場のことをいいます。商業施設やショッピングモールに設置されている大型で高層の機械式駐車場は「タワーパーキング」と呼ばれ、限られた敷地でも大量の車を駐車できるメリットがあります。

最近は、都市部のマンションでも「タワーパーキング」を採用しているケースが増えています。車は人目に見えない場所に収納され、車上荒らし対策やセキュリティ面でも安心です。

機械式駐車場ってどうなの?

機械式駐車場は複数の種類がありますが、自宅用に設置する場合は「地上二段式・多段方式」が一般的です。一見、操作が難しそうに感じますが、実際に使ってみると簡単です。機械式駐車場の法定耐用年数は形式によって異なりますが、一般的には15年です。定期的なメンテナンスをすれば約15年使えます。使用状況によってはもっと短くなってしまうこともあります。

機械式駐車場の所有者と管理者は、安全な状態で維持・使用するため、メンテナンス技術者による点検を1~3ヵ月以内に1度を目安に実施することが推奨されています。

参考資料:建築基準法第8条(維持保全)国土交通省(PDF)
「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン」

機械式駐車場の種類・形式

機械式駐車場は利用用途や設置場所などによって大きく5つの種類に分けられます。それぞれの特徴、メリット・デメリットを抑えた上で適切な形式を選ぶと良いでしょう。

①地上二段式

特徴
・車を上下に2台駐車する
・住宅用に機械式駐車場を設置する場合はほとんどこのタイプ
メリット
・1台分のスペースで駐車台数を2台に増やせます
・上段に停めた車は、車上荒らしや盗難リスクが少ないです
・下段に停めた車は、日光の紫外線による色褪せを防ぎます
デメリット
・上段の車を出し入れするときは下段の車を出す必要がある

②ピット二段式

特徴
ピット(pit)とは穴のことです。地上二段式と同様の仕組みで、車を上下に2台停めますが、下段を地下に収めるため、下段の車を移動しなくても、上段の車の出し入れが可能です。

メリット
・上段と下段に関係なく、車の出し入れが可能
・地上に停める車は比べて出し入れしやすい
・地下に停める車はいたずらや盗難のリスクが少ない
・地下に停める車は日光による色あせを防げる

デメリット
・地下に停める車は大雨による地下への浸水被害リスクに注意が必要
・地下に停める車は入出庫時に待たなければならない

③昇降横行式

特徴
一台分の空きスペースに必要なパレットを上下左右に動かし、3段以上でも必要な車を出すことができます。1~2段を地下に収めるピット併用式と全て地上に設置するタイプがあります。

メリット
・場所に関係なく車の出し入れ可能

・地上に停める車以外は、盗難やいたずらリスクが減る
・地下に停める車は、日光による褪色を防げます

デメリット
・駐車する位置によっては出し入れに時間がかかる
・地下に停める車は大雨による地下への浸水被害に要注意
・地下に停める車は入出庫時に時間がかかる

④垂直循環方式

特徴
パレットを垂直方向に循環させて、車の出入口までパレットを移動させます。マンションの場合、1階部分に出入口があります。

メリット
・すべての車がいたずらや盗難リスクを避けられる
・日光によるボディ色の褪色、雨風のダメージを防げる

デメリット
・車の位置によっては、入出庫時間が異なる
・大型装置による作動音・振動音がある

⑤エレベーター方式

特徴
駐車室を上下左右に配置し、入れるときは車を停めたい高さまで上げてから左右どちらかの駐車室に停め、出すときは逆の動きをします。

メリット
・シンプル構造で部品点数も少なく、騒音も少ない
・全ての車でいたずらや盗難の危険が少ない
・日光によるボディ色の褪色、雨風による汚れを防げる

デメリット
・車の位置によっては出す時に時間がかかる
・保守点検が必要になります

機械式駐車場の注意点

機械式駐車場を設置する際に、どんな形式を選ぶにしても機械式駐車場に入れることができる車両のサイズには制限がある点に注意が必要です。パレットに車を載せて、動力によって上下させて格納する方式になりますので車幅、車長、車高と重量の制限があるのです。駐車場の入庫できる車両のサイズ(車両制限)を調べるにはメンテナンス会社に問い合わせて事前に確認しておきましょう。

駐車場のメンテナンス費用は駐車場使用料、管理費に含まれます。メンテナンスが疎かになると、故障の原因になったり、緊急時の体制も不安になるため注意が必要です。

機械式駐車場は動く機械ですので、小さなお子様がいるご家庭はパレットに挟まれないように事故のリスクも十分に注意しましょう。

参考サイト:新基準に基づく国土交通大臣の認定を受けた機械式駐車装置について
国土交通省 「駐車場法施行規則の一部を改正する省令」(平成27年1月1日施行)

機械式駐車場はこんな方におすすめ

機械式駐車場はこんな方におすすめです。
・セキュリティを強化したい方
・いたずら・盗難対策をしたい方
・雨風を防いで劣化を予防したい方
・車庫入れが苦手な方

まとめ

機械式駐車場は車両のサイズに制限がありますので事前に車両制限とご自身の車両のサイズを確認した上で、車の使用状況やライフスタイルに合った機械式駐車場を選びましょう。

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